後編ではより詳細な勉強方法と勉強スケジュールなどをお伝えいたします。
勉強方法とスケジュール
働きながらの受験のため、まとまった勉強時間は土日祝日しかとれません。また、土日祝日も1日中ひたすら勉強することは性格的にできないため、隙間時間で効率よく勉強することを意識しました。
そのため、
- 平日
- 電車の移動時間、仕事の休憩中に過去問道場(気になる論点をメモしておく)
- お風呂、家事中にほんださんのyoutube視聴(1.75倍速)
- 休日
- ほんださんのyoutube視聴
- メモしていた気になる論点を調べる
- 残った時間は過去問道場をとにかくこなす
という勉強方法で進めました。
1週間のスケジュールはこんな感じです。
平日は1時間、休日は土日どちらかで3~4時間程度勉強することが多かったです。仕事で疲れているときは無理せず休んでいたため、全く勉強しない日もかなりありました。
どれくらい勉強したか
私の場合、2023年7月に入ってから本格的に試験勉強を始め、9月10日の試験日までに、ほんださんの再生リストは2周(約56時間分)、過去問道場は学科1,400問/実技200問くらいこなしました。
2か月間の総勉強時間は約50~60時間です。
苦手分野とその克服方法
苦手分野を克服するためには、まずは自分にとって何が苦手なのかを把握する必要があります。FP試験には6つの分野があり、効率よく勉強するためには、得意分野に時間をかけず、苦手分野に時間をかけることがポイントです。私の場合は以下の方法で克服していきました。
- 1問1答をひたすらこなす
- 過去問をこなしていくことで、一度動画を観ただけ、過去問を解いただけで定着するような得意分野と、同じミスをするような苦手分野が自然と浮かび上がります。
- 苦手分野の1問1答、動画視聴により多くの時間を投下
- 苦手分野の1問1答をこなすことで、さらに苦手分野の中のどの項目が苦手なのかがさらに浮かび上がります。私の場合は「B リスク管理-損害保険/リスク管理と保険」が特に苦手だったため、特に時間をかけました。 出典:過去問道場
- どうしても解けない問題は「1問1答の解説文、解説動画の中で重要と思ったシーンをスクショして、iPhoneのアルバムに保存して隙間時間に眺める」という方法も使いました。
ここまで手間をかければ大体の問題は解けるようになっていますが、それでも解けない問題は諦めることも重要です。
試験直前の仕上がり具合
私の場合、「B リスク管理」だけは最後まで過去問道場の分野別正答率は60%を超えたあたりでした。逆に、「C 金融資産運用」と「D タックスプランニング」は80%前後と得点源になっていました。
出典:過去問道場
試験直前の1週間はリスク管理だけ1問1答をやりつつ、飽きてきたら別分野の勉強をするようなイメージでした。
試験が終わって思うこと
お金の知識を学ぶきっかけとしてお勧めな資格です。この資格によって収入アップすることはありませんが、今後の人生に対するリターンは受験料以上のものをもたらしてくれます。
FP資格だけで生計を立てることは難しいため、税理士や生命保険募集人など、各分野を深堀りできる他の資格との抱き合わせが必要です。浅く広くFPで学び、プラスアルファで狭く深く別の資格で勉強するイメージでしょうか。
会計事務所などで働く人にとっては、インプットする量が他の受験生と比べて少ない点もメリットです。
1級は知識が細かすぎて費用対効果が合わないため、挑戦しないつもりです。2級合格によって「浅く広く人生に役立つお金の知識を学ぶ」という目的は達成できました。
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