都内の会計事務所に勤務する私は、毎週水曜午後を休暇とする働き方を2021年から始めました。週4日半勤務を2年続けてみて分かったことをお伝えします。
■私の水曜午後半休のルール3つ
①休みは必ず有給休暇を使用
当たり前ですが、有給として休まないと減給になってしまいます。そのため、有休がある程度付与されていることが前提条件になります。勤続年数の短い人には難しいかもしれません。
②平日に祝日がある週は休まなくてもよい
週によっては平日に祝日があることもあります。その場合は休まなくてもよいことにしています。
③あくまでも仕事優先
急な仕事が入った場合は、無理に休まないことにしています。そもそも平日午後の休みを取りやめただけであるため、気持ち的には損した気分にはならないです。
■こんなにある!水曜午後半休のメリット
①生産性が上がる
・「休むことを自分に課す」
「締め切り効果」により、より短い時間で仕事がこなせるようになります。私の場合、「月火/木金」の週2日ずつに区切ってスケジュールを組み立てています。水曜午前中は月火で終わらなかった仕事を調整する時間としています。
・スケジュールの組み立てをより意識
今までの9割の労働時間(週40h→36h)で、今までと同じ仕事量をこなすため、事前準備や仕事の組み立てがより重要になります。安定して半休をとるためには必然的に仕事の見通しを立てることが必要となり、見通しを立てて、それに向けて段取る能力が身につきます。
②プライベート・自己投資時間の確保
・自己投資の時間にスムーズに進める
午前中勤務から午後の休暇を自分への投資の時間に充てることで、有意義に過ごすことができます。私の職場の場合、在宅勤務も認められていますが、敢えて水曜午前中を出社勤務にすることで、午後にカフェなどで勉強する流れにしています。資格試験に挑戦している場合、その勉強時間に充てるのもいいかもしれません。
・平日なので空いている
息抜きにどこかへ遊びに行きたい場合、平日午後は人が少なく、楽しみやすいです。美術館に行ったり、映画を観に行くこともあります。
③メンタルへの良い影響
・「2日行けば休み」
最大2.5日しか連勤がないため、気持ち的に余裕を持ちつつ仕事を進められます。月火木金は残業することもありますが、休暇をとるための残業であり、前向きな気持ちで仕事に取り組めます。
・リフレッシュした状態で週の後半へ
水曜午後を自分の時間として使うことで、週の後半への体力的・メンタル的な疲労感も大きく変わります。
④会社にとってもメリットあり
・有休消化の促進
有給取得率はこれから働く人にとっても気になる指標の一つ。新卒採用時のアピールにもなります。また、1日休むことは負担が大きくても、半日ならより休みやすくなります。
・生産性の向上
短い時間で仕事をこなすことを推奨することで、生産性のアップへの意識付けにもなります。
・お客様へのレスポンスも守れる
私の勤務先の場合はお客様からの連絡に対して「24時間以内にコンタクトをとる」ルールとなっています。仕事にもよりますが、私の場合は、半日休暇であれば、お客様からの問い合わせに対して、返事が遅れることもありません。
■よく聞かれる疑問
・そんなに休んで有休なくならないの?
→上記のとおり、祝日がある週は休まないルール、そもそも有休がそれなりに付与されている前提により、年間通して有給はほぼ減らないです。年間52週ある中で、毎週半休を使ったとしても26日分の消化です。年間20日の有休が付与されている場合、年末年始などの休日を除けば、ちょうど付与分が消化されるくらいになります。
・仕事は回るの?
→回るように組み立ててください。そうすることで、自分の能力も向上していきます。
・上司や同僚の目は気にならない?
→最初は気になるかもしれませんが、結果を出すことで周囲は認めてくれるようになります。そもそも、「水曜午後に働いていないから良くない」というのは、理屈が通っていません。自分への投資を重ねることで、仕事がより良くこなせるようになることも十分あり得る話です。
■今後は…
以上のとおり、個人的にはメリットだらけの取り組みであると考えています。いずれは、自分の会社の水曜午後を公休日にして、それぞれが自分のための時間として使えるようにしたいです。
コメント