【四半期診断レポート】PHCホールディングス 2024年3月期 第3四半期

銘柄分析

2/9にPHCホールディングスの第3四半期の業績が発表されました。

今期は11月10日に業績の下方修正を発表しており、そこからさらに12月8日に品質管理に関する不祥事が発表されるなど、若干嫌な予感がしていました…

そんなPHCホールディングスの業績を振り返ります。

2024年3月期の第3四半期業績は減収減益となりました。

全事業セグメント減収減益日本欧州北米の主要3エリアで減収となっています。

また、減損損失の計上による業績の下方修正も合わせて発表されました。

減損損失は、過去に投資したお金の回収が見込めないことをもって、投資額に満たない金額を損失として計上する会計処理です。

一時的な損失にはなりますが、約140億円のマイナスが計上されたことにより、期末業績は赤字になる予想とのことです。

一方で、現時点では期末配当予想は維持されました。

総合評価は「D」としました。

現状は今期・来期以降ともに明るい材料が見えず、質疑応答では来期の事業計画、3か年の中期経営計画の大幅な見直しにも触れています。

そのため、おそらく来期からの3年間は、立て直しの時期に位置付けられると思われます。

また、今期の期末配当予想も現時点では変更なしとされていますが、こちらも質疑応答において「議論の対象になる」と言及されています。未確定ではありますが、減配となる可能性もあります

個別企業の株式を買い始めたばかりの頃に買ったものですが、配当利回りの高さに飛びついた感は否定できないです…

業歴が浅く、直近2期は最終赤字のため、いま見ると疑問符がつく買い物だったかなと思います…

自分の投資方針も少しずつ明確化しているなかで、「業績が安定した企業から配当収入を得る」という方針と合わないため、タイミングを見て売却しようと考えています。

決算情報は以下のリンクからご覧ください。

IR情報 | PHCホールディングス株式会社

総合評価は以下の基準でつけています。

※あくまでも個人の見解であり、判断根拠とした情報が間違っている可能性もあります。投資は自己責任でお願いします。

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